品やおもちゃなどの売り場があり、子供づれの女性などで混雑していた。売り場で伝票をもらって銀行のカウンターのような所で支払い、その証明を持って商品交換所に行くという仕組であった。
7日、飛行機でムンバイに移動した。ムンバイとは旧ボンベイのことで人口1,200万、インド最大の都市である。タジマハール・インターコンチネンタルホテルに宿泊した。通訳をお願いしたメーガさんは若い女性である。彼女の話では、ムンバイは人口が多いのに土地が狭いため価格が高く、ホテル代も高いとのことであった。ホテルの入口の直ぐ前に有名なインド門があった。イギリスの最後のインド総督マウントバッテン卿がこの門をくぐってインドを去ったそうである。お上りさんらしい見物客で賑わっていた。中に入ってゆくと赤ん坊を抱いた物乞いが近寄ってきた。インドの金持ちは桁外れの資産を持っていて貧富の差が非常に大きいとのことである。ホテルでは毎日のようにパーティが開かれ、サリーで着飾った婦人が出入りしていた。また、カースト制度という身分制度が残っているそうだ。メーガさんはこの制度について話してくれなかったが、ただ祖先は宗教家と言っていたので、上位の階級の様である。そのためか彼女の家庭はベジタリアンだそうで、肉を食べる人とは結婚しないと話していた。
インド門(ムンバイ)
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